白木の扇面台に熨斗・末広・祝儀袋の3点をのせた結納返しです。
目録を入れた片木(へぎ)が付いています。 渋い亀ですが、とても優雅です。
内容
熨斗、
末広(男性用白扇・女性用白扇)、
祝儀袋、水引の飾り、扇面台、
目録、片木
材料
手漉き檀紙、顔料染め緑紙、
水引、本熨斗
大きさ
扇面台:
38cm×24.5cm角 高さ10cm
片木:
外法23cm角 内法21.5cm角
右側にある黄色いものが熨斗(のし)です。
当店の熨斗は、海藻などを混ぜて手作りした珍しい「本熨斗」という熨斗を
使用しています。
左側にある末広は、扇子のことです。
男性用白扇と女性用白扇の対になっています。
目録は、片木(へぎ)という白木の台に入っています。片木には脚がありません。
目録は納品書のような物ですので、これをご挨拶をして先方様にお渡し下さい。
正式には、この目録をのせた片木を広蓋(ひろぶた:黒塗りのお盆)にのせ、
富久紗を掛け、風呂敷に包み、
持参します。
略式とは言え、せめて、白山紬 2巾の風呂敷に包んで持参しましょう。
記念品があり、熨斗・末広・袴料・記念品の4品になる場合は、
右の写真のように、熨斗を書く位置を工夫して、4品が3品に見えるようお書きします。
右の写真の「十慶」は腕時計の
当て字です。
背広やスーツの場合は当て字は
使わず、そのまま「背広」や「スーツ」と書きます。
結納返しの目録をお書きする場合のご注意
※1 結納返しを 渡す方・受け取る方、両方のお名前をご記入下さい。
頂く方の敬称(様、殿など)も忘れずにお書き下さい。
【お名前について】
最近では、 ご本人様同士の場合も増えてきていますが、
結納は婚約を正式なものとするものですので、お父様同士をおすすめします。
ご本人様同士のお名前ですと、大切なお嬢様の婚約ですので、
お嬢様のお父様がご気分を害されることが多いようです。
旧字の(はしご高)や
(たつさき:右側が立に可)などを
ご記入頂くと文字化けしますので、
「はしご高」や「崎(右側が立に可)のようにお書き下さい。
(例:高野太郎(高は「はしご高」)
敬称は地方によって違いがあり、京都では、【様】を用います。
【殿】を用いる地方もあります。
※2 目録には「令和○○年○月吉日」のようにお書きしますが、
念のため結納の日付(年月日)をお書き下さい。
■結納箱は無料です
結納館特製の手張りの箱入りです。
4巾(約130cm角)の大きさの風呂敷で包めます。風呂敷は別売りです。
■風呂敷は持ち帰るの??
はい、風呂敷は持ち帰ります。
関東では風呂敷もそのまま先方様へ差し上げると言われますが、関西では、
ご自分の家の家紋入りの富久紗(ふくさ)、風呂敷を使うのが正式ですので
持ち帰ります。
ただ、結納の箱を包む風呂敷は綿の安いものですので、ホテルなどの会場で
結納式をおこなう場合でしたら、新婦側が結納を持ち帰るのに風呂敷があると便利ですので、差し上げてもかまいません。